流風織生地で作った商品のこだわりとおすすめポイント
流風織(りゅうふうおり)は、播州織の新しい担い手である織職人の橋本裕司さんが、5年の歳月をかけて開発した、播州織の新たなオリジナル生地です。流風織は40年前のレピア織機でゆっくり、まるで風を折り込むように丁寧に織った生地です。
▲流風織を織っている40年前のレピア織機です。丁寧にメンテナスをして大事に使われています。
流風織オリジナル商品『Kurumu』シリーズ
流風織を使った商品は、流風織の最大の特徴である"絶妙な包まれている感"を感じてもらいたいと思い『Kurumu』シリーズと名付けました。
Kurumu:Uwagi
襟元はジェンダレスなノーカラー仕様です。男性、女性問わず着ていただきやすいデザインです。
しぼり生地のように見える背中部分で流風織ジャケットの個性がより発揮されます。
伸縮性の高い流風織ジャケットですが、さらに袖元に幅を持たせているのでスムーズに腕を動かせます。
Uwagiのフロント部からはあえてボタンを排除し、しなやかな表情を持たせています。その一方でシルエットの美しさを崩さないうようにポリエステルの見返しをつけています。
暑い時期に汗をかきやすい背中上部や腋や袖部分には薄いメッシュ生地の裏地を付けてあります。とても薄い生地なので流風織の通気性を損ねることはありません。
上の写真のように光を当てると流風織の生地もメッシュの裏地も透けているのがわかります。
Kurumu:Zubon
Zubonの腰回りはストレッチを活かすためにゴムを入れています。
ポリエステルの腰紐も付いているので、サイズ調整が可能です。
また、ズボンにもストレッチの効いた裏地を付けているので、着心地を損なわずにお尻周りの座りごごちをケアしています。
ポッケットの開口部分もポリエステル仕様。こうすることでパンツに統一感のあるシャープな表情を持たせました。またポケットの内側の生地も流風織なのでポケット口が開いても外観を損ねません。
カラー展開はブラックとネイビー
カラーはブラックとネイビーの2色展開です。と言ってもフォーマルな場面でもしっくりくるように基本は落ち着きのある発色にし、屋外では色味がはっきりわかれます。もちろん色味も生糸から先染めした流風織オリジナルカラーです。
写真は「播州織」の糸染を手掛ける播磨染工株式会社の市位さんと、色味の最終確認をした時のもの。すべての生地づくりはここから始まります。
セットアップでも単体でも、ONでもOFFでも着方は自由自在なKurumuシリーズ。単品で買うよりお得な上下セットもございます。是非包まれている感をお試しください。